経営コンサルティング会社


「経営コンサル」は怪しい事業?

当社はお取引先企業様に対し、「経営コンサルティング」という無形のサービスを提供しております。

「経営コンサルティング」という事業は、企業各社が求める安定性・収益性の実現を目指し、さまざまな施策を提案するものです。皆さんは「経営コンサル」という業務にどのような印象をお持ちでしょう。「経営コンサル」を名乗る者が突然会社を訪れ、その道のプロでもないのに自分の会社の事業や経営に口出しを始めるのです。

もしかしたら、騙されているのかもしれない。

大きなコストを支払って、サービスを受ける価値が本当にあるのだろうか。

経営層は間違いなくこのような疑念をもって私たちを見つめます。

これが「経営コンサルティング」という業務の当たり前の日常なのです。

このため、ご契約いただいた各社には、各種の資料を提供し、当社の考え方や姿勢を正しくご理解いただくことがとても重要なのです。





パソコン、パッド、スマホ、ニガテ…

さて、ここで困ったことがひとつあります。

実は、当社は平均年齢が比較的高い組織。これまでの経歴や積年のノウハウなどにより、「経営」に対する個々の能力は非常に高いのですが、一方では平均年齢の高まりは否定できない状況なのです。

かくいう私(代表取締役)も例にもれず、パソコンやスマホ、パッドといったツールには苦手意識を感じてしまう状況でした。

このため、当社が作る資料はほぼすべて文字原稿。それぞれのスタッフが、培い続けた知見やノウハウを全力でテキスト化するわけです。内容については、恥ずかしながら絶大な自信を持っています。スタッフ一人ひとりも、その知見でビジネスを牽引してきた自信と誇りがあります。だからこそ、その結晶たる当社の資料は、千金の価値がある珠玉の逸品であると信じて疑わなかったのです。

さらに具体的に言うなら、内容=情報さえ確固たるものであれば、デザインという見た目のモノなどどうでもいいとすら思っていたのです。私たちは自分でまとめた文書を数少ない若手スタッフや内勤スタッフに丸投げし、タイピングさせたり。結果、一部のスタッフに非生産的業務が集中し、社内の労働バランスが大きく崩れることとなりました。

そしてさらに、私たちは大きな衝撃を受けることとなりました。

私たちが絶大な自信を誇っていた当社の資料。そのほとんどが取引先企業に「読んでもらえていなかった」ことが判明したいのです。

まさに筆舌に尽くしがたいショックとはこのことでした。

一体私たちの何が悪かったのか。なぜ読んでもらえないのか。

私たちはこの課題に真剣に取り組みました。これまでただ原稿を渡し、制作をさせていたスタッフにも頭をさげ、検討の場に同席してもらいました。

そこで挙げられた資料への感想は

  • 文字ばかりで読みたくなくない
  • 文字ばかりで内容が頭に入ってこない
  • 伝わらない、わからない
  • 古臭い
  • 紙でもらっても邪魔

どれもこれも、目を覆いたくなるような内容でした。





廃業を意識した「落とし穴」

もしこの感想が事実なら、私たちはコンサルとして大きな岐路に立たされていると自覚しました。自分たちの古い成功体験や知識、膨らんだ自意識に囚われ、市場が求めている資料を作ることができていなかったのです。ここで改善することができなければ、私たちは「経営コンサル」という事業そのものに顔向けすることができなくなる。そう感じました。

社内全員で話し合った結果、今後資料文書は資料制作に特化したデザイナーに任せるという事になりました。

そこからは必死に受託者の選抜に入りました。最初は広告制作を生業にする、いわゆるグラフィックデザイナーを当たりました。しかし、なぜかグラフィックデザイナーは制作費が高い。これでは継続して発注することができません。他に、こうしたビジネス資料などを美しく、分かりやすく、読んでもらえる資料を作ってくれる事業者はないか。インターネットを使い、スタッフ総出で探しました。

そこで出会った事業者の一社がカナエクリエイツさんでした。





コンサルがコンサルを受ける側に

私たちがカナエクリエイツさんを選んだ理由は、パワーポイントなどを使った資料の制作に多大な経験値を有すると判断したこと。そして何よりも「口頭でお伝えした要望を、+αのある資料を実現してくれる」こと。これが決定打となりました。

テストケースとして、本契約前に3本の資料制作を依頼しました。上がってきた資料は、そのいずれもが非常に分かりやすく、読まなくても伝わるものでした。そしてさらに。私たちが衝撃を受けたのは、読了後の感覚でした。

「私たちの会社の業績も回復するかもしれない」

「このコンサルになら任せてもいいかもしれない」

テストマーケとして読んでいただいた取引先企業から帰ってきた反応は、いずれも「大きな期待感」に満ちたものばかりでした。

この反応をもって、当社はカナエクリエイツさんにすべての資料制作を委託することにいたしました。

資料制作に関する業務委託契約を結んで、今年で2年目になります。もちろん、外注費用がかかるものですが、その品質や資料による当社への信頼向上効果を考えると、まさに「必要経費」というべきものと認識しています。言葉を変えるなら「十分もとが取れる」のです。制作する資料はページ構成、レイアウト構成などについてもお任せ。私たちが逆にコンサルを受けながら、PRポイントを絞った訴求資料を制作しています。もちろん、取引先企業の資料閲読率も担保。取引先企業にしっかりと刺さる資料を提供してもらっています。